プロテインエンジニアリングを利用した次世代バイオ創薬 エフェクター機能の増強による次世代抗体医薬の開発
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概要
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抗体医薬の臨床効果を高めるため,抗体が持つエフェクター機能を増強する試みがなされている.数多くの試行錯誤の結果,Fc領域の特定のアミノ酸の改変,あるいは糖鎖の修飾により抗体のFc受容体や補体への結合活性が向上し,ADCC活性やCDC活性といったエフェクター機能が増強することが示された.また,高いADCC活性と高いCDC活性を併せ持つ抗体を作製することができ,このような多機能化抗体は,複雑なメカニズムにより高い治療抵抗性を獲得している難治性癌の治療に有効であることが期待される.
著者
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中村 和靖
協和発酵キリン株式会社・バイオ医薬研究所
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佐藤 光男
協和発酵キリン株式会社・製品戦略部
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杉本 義幸
協和発酵キリン株式会社・バイオ医薬研究所
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町野 悠介
協和発酵キリン株式会社・バイオ医薬研究所
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夏目 暁人
協和発酵キリン株式会社・バイオ医薬研究所