胸膜浸潤(PL)分類と予後
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概要
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目的.臓側胸膜の解剖学的進展度の重要性について解説を行う.方法.過去に報告された予後と,弾性線維染色を用いた胸膜浸潤の評価を行った論文と,TNM分類第7版のレビューを行った.結果.胸膜浸潤を胸膜浸潤を認めないp0と,弾性板を超えて浸潤するp1,腫瘍が胸膜表面に露出するp2,壁側胸膜や胸壁へ浸潤するp3に分類したところ,多くの研究では胸膜浸潤はp0と比較するとp1,p2で有意に予後不良であった.結論.TNM第7版では臓側胸膜浸潤を,外弾性板を超えたPL1かPL2のものに定義した.