経皮的内視鏡的に作製した大口径の盲腸瘻を 人工肛門の代替策として利用した1例
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概要
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症例は60歳台,男性.多発性骨髄腫にて加療中.発熱,腹痛にて受診,腹部CTにてS状結腸憩室穿孔による腹腔内膿瘍と診断した.経皮的ドレナージが奏功するも腹痛は持続,人工肛門の適応と考えたが,全身状態から手術は困難であった.そこで,経皮的内視鏡的盲腸瘻造設術施行後,バルーン拡張を加え,瘻孔にシリコン性開創器を挿入し人工肛門の代替機能を有する盲腸瘻を作製した.一連の手技にて大きな合併症は認めず,一定の効果を得ることができた.
著者
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今枝 加奈子
長浜市立湖北病院内科
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高島 英隆
長浜市立湖北病院 消化器センター
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西川 剛史
長浜市立湖北病院 消化器センター
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木田 直也
長浜市立湖北病院 消化器センター
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冨樫 弘一
長浜市立湖北病院
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冨樫 弘一
長浜市立湖北病院 消化器センター
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