体温維持における神経性, 体液性機構について:-寒冷環境下におけるACTH分泌に関する海馬の役割について-
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概要
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成熟雌ウサギで副腎ホモジネートとよる<SUP>14</SUP>C-1-酢酸のcorticoidsへの取り込みを指標とし, 常温と寒冷環境で海馬を刺激した.常温ではcorticoidsの生合成の増加, 寒冷では減少を示し, 反復曝露すると減少は減弱した.脳弓切断動物を反復曝露する第1日目は副腎の生合成は増加したが, 第4日目には減少した.反復曝露すると副腎皮質の生合成に対して抑制的に働いていた海馬は, この抑制作用を減弱して恒常性の維持に関与する.
- 日本内分泌学会の論文