2.ヒト妊娠時の間脳-下垂体機能
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概要
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ヒトの妊孕現象がたんなる妊娠期間にとゝまらず, そのあとに続く分娩・産褥まで含めたものを対象とするならば, 妊娠-分娩-産褥という一連の生殖現象の中で内分泌のしくみは分娩を接点として, その前後できわめて対照的な動態を示すことが容易に想像出来る。いいかえれば, ヒト妊娠時の間脳-下垂体機能の研究は, この系の妊娠維持機構への関与の解明のほかに, 分娩発来機序や産褥期の内分泌のしくみの一端を研究する際に示唆に富んだ情報を提供するものと思われる。<BR>本研究ではヒト妊娠時の<BR>1.間脳-下垂体後葉系の機能<BR>2.下垂体前葉の機能<BR>3.視床下部の機能<BR>4.前葉ホルモンの産成・放出機構<BR>について新しい, いくっかのradioimmunoassay (RIA) の開発や, passive immunization (受動免疫) などの新しい手法を用いて取りくむことを意図した
- 日本内分泌学会の論文
著者
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牧野 恒久
慶磨義塾大学医学部産婦人科学教室
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椎名 正樹
慶磨義塾大学医学部産婦人科学教室
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横倉 恒雄
慶磨義塾大学医学部産婦人科学教室
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岩下 光利
慶磨義塾大学医学部産婦人科学教室
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中山 陽比古
慶磨義塾大学医学部産婦人科学教室
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堺 正長
慶磨義塾大学医学部産婦人科学教室