甲状腺機能亢進症における赤血球G-6-PD活性:とくに治療の影響について
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概要
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甲状腺機能亢進症14例の治療による赤血球G-6-PD活性の推移を, Triosorb値, PBIの推移とともにみた.治療前における赤血球G-6-PD活性は, 健常者に比し有意に高く, 治療後は明らかに減少することを認めた.治療による赤血球G-6-PD活性の減少は, 大部分の症例においてTriosorb値, PBIの減少におくれる傾向があったが, 一部の例, 特に以前放射性ヨードで治療しており, さらに抗甲状腺剤で再治療した例では, 赤血球G-6-PD活性もTriosorb値PBIとほぼ同時に正常化する傾向を認めた.
- 日本内分泌学会の論文
著者
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下山 晶士
鳥取大学第一内科学教室
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三原 俊彦
鳥取大学第一内科学教室
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松浦 驥一
鳥取大学第一内科学教室
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安部 喬樹
鳥取大学第一内科学教室
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森田 積二
鳥取大学第一内科学教室
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松岡 功
鳥取大学第一内科学教室
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平田 幸正
鳥取大学第一内科学教室