急性刺激負荷時のACTH分泌機序に関する実験的研究
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概要
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ACTH分泌に際しての, ネガティブ・フィードバック, ストレス, 日内変動の三者の相互関係を出来るだけ単純化して観察し, ACTH分泌調節機構の本質的な主役を知る目的で, ラットに種々の条件設定を行なつた上, ether vapour cxposureを負荷し, 血中ACTH活性及び血中, 副腎中コルチコステロンを測定し, 吟味した.<BR>その結果, ストレスに対する反応は血中に実在するステロイド・レベルが重要な役割を持ち, 刺激に対する反応性にも日内変動が存在し, またある時点で加えられた刺激が, その後の時間帯での日内変動にも影響する事が明らかになつた.すなわち, 生体にとつて本質的には日内変動が重要で, それを中心軸として, ストレスとネガティブ・フィードバックが複雑にからみあつて調節機構を形成しているものと思われた.
著者
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