人血清ドーパミンβ-水酸化酵素活性に関する実験的並びに臨床的研究
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概要
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人血清DBH (Dopamine-β-hydroxylose) 活性の測定のための諸条件は検討と本酵素に対するFusaric acid (5-butylPicolinic acid) の阻害効果を検討した.測定条件として, インキュベーション溶液のpHを4.5とすることが最も重要であつた.正常人皿血清DBH活性値は82.31±33.11 (M±S.E.) であり, 本態性高血圧患者では109.87±57.23 (M.±S.E.) n moles/0.5ml serum/15minであつた.Fusaric acidはin vitroで10<SUP>-7</SUP>Mの濃度で血清DBH活性値を50%阻害し, 本態性高血圧患者に投与した場合, 活性値の著明な低下をみとめた.
- 一般社団法人 日本内分泌学会の論文