甲状腺機能異常における交感神経系の関与について
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概要
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甲状腺機能異常における交感神経系の病態生理学的意義を解明するため, 臨床症例の尿中カテコラミン量を測定し, 治療後の臨床像の変化と対比観察した.また実験的研究として, T<SUB>3</SUB>処置あるいは甲状腺摘出家兎を作成し, 尿中および心筋内カテコラミン量ならびにモノアミン酸化酵素活性につき検討を加えた.以上の考察から, 甲状腺機能異常にて交感神経活動に変容をきたし, これが, それぞれの臨床像の修飾に関与することを明らかにした.
- 日本内分泌学会の論文