下垂体TSH分泌調節における甲状腺ホルモンの作用およびその作用機序に関する実験的研究
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概要
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In vivo, in vitroに於てTRFによるTSH放出増加に対し甲状腺ホルモンは抑制効果をもつがこの抑制効果が蛋白合成阻害剤により阻止され, 蛋白合成阻害剤単独投与は, TRFによるTSH放出増加に影響を与えなかつた.TRFを介すると考えられている寒冷曝露時のラット血漿TSH増加に対する甲状腺ホルモンの抑制効果も蛋白合成阻害剤により阻止された.そこで甲状腺ホルモンのTSH分泌抑制は蛋白合成を介して行なわれるものと推定される.
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