甲状腺機能異常症における下垂体前葉ホルモン, 特にHGH, ACTHおよびLHの分泌能について
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概要
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原発性甲状腺機能異常症における血漿HGH, ACTH, LHおよび11-OHCSのinsulinまたはaginineに対する反応様相から, これらホルモン分泌の下垂体予備能を検討した.その結果, 機能充進症, 低下症でも, 特にHGHついでACTHとLHの分泌能の低下傾向が示唆された.HGHでは, 甲状腺ホルモンの過剰または欠乏による中枢のHGH分泌調節の二次的異常による可能性が, ACTHやLH田については体内代謝速度の変化による可能性が, その原因として推定された.
- 一般社団法人 日本内分泌学会の論文