肝におけるインスリン効果, とくに早期効果に関する実験的研究 (第1報):1-特殊標本 (肝残存内臓除去ラット) の検討-
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概要
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摘出肝で認められるインスリンの早期効果には極めて高い門脈内インスリン濃度を必要とする.これは末梢組織よりの代謝情報が全く除外されている為と考え, 著者は更に生理的状態でインスリンの肝効果, 特に早期効果発現機序を追求する目的で特殊な肝-末梢組織標本を作製した.本標本の肝臓は肉眼的外観, 肝組織所見, 胆汁産生能, ATP産生能, 肝酵素活性の変動より, 正常の機能を営むことを確認し所期の目的を果すに足る充分な機能を保持することを認めた.
- 日本内分泌学会の論文
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