抗利尿ホルモン (ADH) 分泌調節機構に関する研究
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概要
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抗利尿ホルモン (ADH) 分泌が, 高張食塩水投与又は出血によつて促進される機序を追求するため, 中枢神経又は迷走神経に除去又は切断を加えたイヌ標本を作製, 実験した.高張食道水投与においては間脳が隣接神経系とは独立してADH分泌を発現しうるのに対し, 出血時ADH分泌には間脳と中脳との連結が必須であり, 更に胸腔内起始迷走神経線維が本機構に密接に関与することを示す成績を得た.
- 日本内分泌学会の論文