サイロキシンの脱ヨード反応に関する臨床的研究
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概要
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種々の甲状腺疾患患者にI<SUP>131</SUP>-Thyroxineを静注し, 得られた唾液と尿に含まれるヨードを多角的に分折したところ, 尿中では大量の有機ヨードを検出したが唾液中には極微量しか含まれず殆んど無機ヨードのみであつた.この唾液を利用して甲状腺機能状態とThyroxineの脱ヨード反応の関係を検索したところ, 未治療の甲状腺機能亢進症では脱ヨード反応が促進しており, 逆に未治療の甲状腺機能低下症では低下していた.又治療により正常者に近い値を示した.
- 日本内分泌学会の論文
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