器官培養ラット下垂体のThyrotropin分泌機序に関する研究
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概要
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ラット下垂体前葉の器官培養を行ないTSH分泌機序を検討した.無処置群に比し甲別動物下垂体のTSH分泌レベルは高く, T<SUB>3</SUB>処置動物では低かつた.培養液に添加されたT<SUB>4</SUB>によつて下垂体のTSH分泌は抑制されたが, 甲別動物下垂体はこの抑制作用を受け難かつた.培養液に添加したTRFは先ずTSH放出を促進させ, 次いで組織内TSH量を増加させた.しかしTRFとT<SUB>4</SUB>を同時に添加すると, このTRF作用は抑制された.
- 日本内分泌学会の論文