排卵の中枢機序に関する研究 (I) 連続発情ラッテにおける排卵ホルモン放出時の脳活動に関する研究
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概要
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幼若時androgenで処置した連続発情ラッテの視床下部弓状核 (ARC), 正中隆起部内 (ME), 内側視索前野 (MPO), 対座核, 中隔野などに電気化学刺激を施すと排卵が誘起される.同時に多ネウロン発射活動の記録用電極を脳内諸部位に挿入し, Gonadotrophin放出時における脳活動を調べたところ, 排卵に必要な刺激は必ずARC, MEに興奮を起し, 下垂体へ伝えられること, 及びその興奮はMPOとARC-ME間の線維連絡切断により遮断されることが明らかになつた.