肝疾患に於ける副腎皮質機能に関する病態生理学的研究

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概要

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• 主要代謝臓器である肝に強い障害がある場合, 副腎皮質機能はステロイド代謝異常により二次的に障害されると推論されている.しかしながら肝疾患時の副腎皮質機能を直接的に研究した報告は少い.著者は肝疾患々者にACTH-Z試験を施行し, 副腎皮質機能の検討を試みたが, 急性肝炎恢腹期, 慢性肝炎, 肝硬変のいずれにおいても, ステロイド代謝異常の存在と共に副腎皮質機能の低下をうかがわしめる成績をえた.

著者

• 広谷 幸一

  大阪医科大学内科学教室

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