甲状腺ホルモンとカテコールアミンの相関に関する研究:筋肉内糖代謝を中心にして
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概要
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ラッテの後肢灌流法を用い, 灌流液中の乳酸量, 糖量を指標として甲状腺ホルモンとアドレナリンの関係を知ろうとした.サイロキシンおよびアドレナリン単独投与後には灌流液中の乳酸量は上昇したが, サイロキシン+アドレナリン投与後にはアドレナリン投与後に観察されたごとき乳酸量の上昇はみられなかつた.またアドレナリン投与後には灌流液中の糖量の減少が抑制された.以上の結果より筋肉中の糖代謝に甲状腺ホルモンとアドレナリンはなんらの協同作用を有しなないと結論した.
著者
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井上 一彦
岩手医科大学内科学第二講座
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井上 一彦
岩手医科大学医学部内科学第二講座
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安達 敏昭
岩手医科大学内科学第二講座
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及川 量平
岩手医科大学内科学第二講座
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及川 量平
岩手医科大学医学部内科学第二講座
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