血清サイロキシン結合能に関する検討
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概要
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血清サイロキシン結合能 (TBC) の測定法につき検討するとともに, 甲状腺機能正常者, 諸種甲状腺疾患におけるTBCの血中動態を主として甲状腺剤, 或は抗甲状腺剤を投与した場合の反応から検討した.サイロキシン結合蛋白 (TBP) 分屑間でTBCの変動方向に差のある場合もあり, TBP各分屑ののTBC測定は単なるT<SUB>3</SUB>-uptakeの測定よりも甲状腺疾患の臨床診断ならびに治療の指標として一層適格なるものと考えた.