螢光抗体法を用いたラ氏島内インスリンの消長に関する免疫組織学的研究
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概要
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螢光抗体法を家兎膵ラ氏島に応用することにより, 免疫反応性インスリンの局在と, 各種条件下での変動とを, 血糖, 血中ならびに膵抽出液IRIを裏付けとし, 各種光顕染色像と比較しつつ観察した.ラ氏島β細胞内に染出された螢光陽性物質は, 常に膵抽出インスリン量と相関的に変動したことにより, 内因性インスリンそのものを表示していると考えられた.又フエリチン抗体法を応用することにより, 内因性インスリンの電顕レベルにおける局在について検討を加えた.
- 日本内分泌学会の論文