腫瘍崩壊症候群をきたした胃癌の1例
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概要
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症例は69歳,男性.主訴は全身倦怠感,右側腹部痛.精査にて進行胃癌,多発肝転移,リンパ節転移と診断した.化学療法(S-1+CDDP併用療法)開始後第3病日にLDH高値に加え,高カリウム血症,高尿酸血症,腎機能障害を認め,腫瘍崩壊症候群と診断した.腫瘍崩壊症候群は致命的となりうる重篤な合併症であり,固形癌でも腫瘍量が多いなどのリスクのある例では発症の可能性を認識して治療を行うことが肝要と考えられた.
著者
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小林 知樹
独立行政法人国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター消化器科
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桑井 寿雄
独立行政法人国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター消化器科
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山本 宗平
独立行政法人国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター消化器科
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木村 治紀
独立行政法人国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター消化器科
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柾木 慶一
独立行政法人国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター消化器科
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平田 真由子
独立行政法人国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター消化器科
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山口 厚
独立行政法人国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター消化器科
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河野 博孝
独立行政法人国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター消化器科
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高野 弘嗣
独立行政法人国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター消化器科
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山本 宗平
独立行政法人国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター内科
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