大学医学雑誌のレフェリーシステム
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概要
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国内の医学分野における主な学術情報の記録・伝達メディアは, 専門学会誌, 商業誌, そして大学医学雑誌である。本稿の目的は, そのうちの大学医学雑誌の役割を明らかにするために, レフェリーシステムの現状調査を行った。調査対象誌は, 日本医学図書館協会加盟館統計より92誌を特定した。質問票を送付し, 59誌より有効回答を得た。受付から発行までの期間, 論文不採用率などを示し, 世界の代表的医学雑誌との比較を行った。また, 埼玉医科大学雑誌のレフェリーシステムと判定結果の分析を通し, 具体的な検討を加えた。最後に, レフェリーシステムを著者・レフェリー・編集者間の動的コミュニケーションリンクとして位置づけることを提言した。
- 独立行政法人 科学技術振興機構の論文