瀬戸大橋建設における技術と情報
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概要
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本稿は, 第26回情報化学技術研究集会の講演を再録である。世界で唯一の道路・鉄道併用橋の基礎工事を成し遂げた講師が, 瀬戸大橋の建設技術を「情報」という観点から話す。我が国で初めてスパンが1kmを越えた瀬戸大橋の建設には, 大重量で高速の鉄道を通すという問題と, 橋の基礎を深い海中につくるという, 技術的な難題があった。海中工事の技術と情報は, 自然条件と社会的条件の十分なデータの収集・整理・分析が必要である。文献調査等先例の研究が情報として価値があり, さらに現状の認識と合わせて情報を把握する必要がある。