吸収性膜を用いたGTR法の臨床効果について
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概要
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主に成人性歯周炎を有する患者に対してGTR法を行い, 保護膜として用いた吸収性膜 (乳酸-グリコール酸共重合体膜) の臨床的効果を評価した。患者は, 年齢24〜68歳 (平均年齢48歳) の男性22名, 女性38名, 計60名であり, 垂直性骨欠損あるいは根分岐部病変を有していた。術前, 術後6カ月に臨床データを記録した。術後の治癒経過は良好であり, 吸収性膜応用による軟組織の炎症, 副作用は一例も認めなかった。歯周ポケットの深さの経時的変化は, 術前5.7±2.0mm, 術後6カ月で2.9±1.2mmであった。また, 歯周ポケットの深さの減少量は, 術後6カ月で2.8±1.9mmであった。臨床的アタッチメントレベルの経時的変化は, 術前9.0±2.8mm, 術後6カ月で6.8±2.6mmであり, アタッチメント獲得量は, 2.2±1.9mmであった。歯齪退縮量は, 術後6カ月で0.6±1.8mmであった。以上より, 乳酸-グリコール酸共重合体膜は, 歯周疾患治療におけるGTR法の保護膜として有用であることが示唆された。
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