重縮合反応の新しい展開
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概要
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重縮合反応におけるモノマーの構造と反応性、溶媒効果,開始剤的な触媒作用あるいは規則性共重合体の合成など,おもに官能基の反応性の変化によって重縮合反応がどのように変化するかに重点を置いて現在の研究,これからの研究課題について展望を行なった。<BR>従来,重縮合反応の主な研究は新しいモノマーの合成と新しいポリマーの合成が主流であり,有機合成化学的色彩が強いが,今後は官能基の反応性についての系統的な反応論的な研究が進めば,全く新しい飛躍的な発展が大いに期待される分野であり,生体高分子の合成と関連して将来の高分子合成の中心となるべき反応である。このような観点に立って研究の流れを整理してみた。
- 社団法人 高分子学会の論文