生体膜の電気的性質
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概要
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生体膜特に興奮膜のインピーダンス特性について考察した. 神経膜の電気特性は, 容重, 誘導, 抵抗成分から成り複雑である. これらの成分が何に由来しているかを明らかにする試みがなされている. これまで膜抵抗のみが興奮中に変化することが知られている. しかし, われわれは容量もまた変化することを見出した.さらに, 容量の電圧依存性がNa-チャンネルによることを観察した. これらの結果の解釈はいまだ明確でない. この容量の電圧依存性は“Gating Current”という考え方で考察されている.
- 日本膜学会の論文