エチレン-酢酸ビニル共重合体の構造と物性(II)
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概要
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最近発展の誘導期から展開期に入ったエチレン- 酢酸ビニル共重合体の本質をポリマー構造,結晶化度,粘弾性的性質,一般的性質,橋かけならびに安定性の諸方向から概観した。特に一次構造としての酢酸ビニルの共重合比およびアルキル短鎖分岐などが物性挙動に与える寄与を中心に主な研究結果をまとめ,これに筆者らの検討結果を加えて解説した。またそれらの諸性質を総合してみた場合このポリマーが低密度ポリエチレンと可塑化ポリ塩化ビニルの中間領域への発展の必然性のあることを明らかにしようと試みた。
- 社団法人 高分子学会の論文