非線形抵抗の利用による電力の大きい単一パルスの発生
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概要
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避雷器用非線形抵抗素子をコンデンサ放電回路に挿入することにより, 波高値約10KA, 半値市2μSの単一電流パルスが得られた。この方法は大電流を必要としないプラズマガンあるいはθピンチプラズマの予備電離 (管軸方向の放電による) などに適している。<BR>なわ, 小孔を設けたテフロン板を放電ギヤップ間に挿入した場合には, I<SUB>m2</SUB>/I<SUB>m1</SUB> (I<SUB>m1</SUB> : 第1半波の電流波高値, I<SUB>m2</SUB> : 第2半波以降の逆方向電流波高値) は約5%減少した。放電ギヤップ間を23, 気圧のSF<SUB>6</SUB>ガスで満たした場合には, スイッチの耐電圧およびトリガ可能な動作電圧範囲は増加したが, Im<SUB>2</SUB>/I<SUB>m1</SUB>の改善には効果がたかった。又, 直列ギヤップを放電回路に挿入した場合には, I<SUB>m2</SUB>はほとんど変化しないにもかゝわらずI<SUB>m1</SUB>が減少して, I<SUB>m2</SUB>/I<SUB>m1</SUB>は悪化した。