ディーゼルエンジン・シリンダライナのキャビテーション・***ージョンについて

概要

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ディーゼル機関シリンダライナの冷却水側に発生する孔食にっいては, これまでも, .多くの報告が行なわれてきた. (1〜10) その原因には, 電気化学的な腐食と, 機械的なキャビテーション・***ージョンとが考えられ, 後者は, シリンダライナの振動によって発生すると考えられている.しかしながら, キャビテーシヨン・***ージョンの観点から, 実機運転中におけるシリンダライナの振動を, 詳細に調べたものは, きわめて少ない.そのために, 本論文では, 直径280mm, ニサイクル単動トランクピストン形舶用ディーゼル機関について, その実機運転中におけるシリンダライナの振動を, ライナ表面に取り付けた抵抗線ひずみゲージで, 円周方向ひずみ変化として計測した.この結果より, シリンダライナのひずみ変形を示し, ピストン側圧から, ピストンの衝突による衝撃変形を明らかにした.その機関運転条件による相違と, さらに, 円周上分布から, 実際の損傷発生位置との対比を行ない, また, ライナの固有振動との関連を求めた.