天然ゴムの不溶性硫黄による加硫における高分子量アミンおよびアンモニウム塩の加硫促進効果
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
天然ゴムの不溶性硫黄による加硫において, 種々の高分子量アミンおよびアンモニウム塩の加硫促進効果を検討し, 従来からの加硫促進剤CBSのそれと比較した. この研究で用いた高分子促進剤はポリビニルピリジン(III〜V), ポリブレン(VII)およびエポキシ化天然ゴムとフェニルヒドラジンなどの一級アミンとの反応で合成した高分子二級アミン(VIII〜X)であった. ポリ4-ビニルピリジン(III)とポリブレン(XII)の加硫促進効果はCBSのそれよりも劣っていたが, ゴム状高分子量アミン(VIII〜X)は優れた促進効果を示し, さらに老化防止剤, 軟化剤などの機能を持つ多官能型配合剤であることがわかった.また, この高分子二級アミン型促進剤(VIII〜X)は高分子量体であるため非揮発性で安全性に優れた良好な加硫促進剤であった.
著者
関連論文
- 液晶性熱可塑性エラストマー
- 多硫化ゴムによる CR の Self 架橋
- 金属過酸化物による天然ゴムの加硫
- 天然ゴムの不溶性硫黄による加硫における高分子量アミンおよびアンモニウム塩の加硫促進効果
- 〔日本ゴム協会〕1991年年次大会研究発表講演会参加記
- タイトル無し
- タイトル無し
- タイトル無し