ヨウ化水素還元法による加硫促進剤DMBTの容量分析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本報は加硫促進剤 DMBT (Dibenzothiazyl disulfide) の含量定量にヨウ化水素還元法を用いて検討を行なったものである. DMBT はクロロホルム-酢酸-水の混合溶媒中でヨウ化水素により容易に還元を受け, 定量的にヨウ素を遊離するので, これより DMBT の定量を行なった. 本報によれば分析所要時間20分, 精度σ=0.3%で定量を行なうことができる.また従来一般に行なわれている硫化ナトリウム還元法との比較を行なったところ, 硫化ナトリウム還元法が約2%低い値を示した.