アクリル酸エチルエステルと2-クロロエチルビニルエーテルの共重合 : アクリルゴムの研究 (第1報)
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概要
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アクリル酸エチルエステル (M<SUB>1</SUB>, 以後EAとする) とクロロエチルビニルエーテル (M<SUB>2</SUB>, CEVEと略す) を種々の単量体組成でベンゼン溶液重合した.共重合体中の塩素を定量して, 共重合体組成を決め, 共重合反応性比r<SUB>1</SUB>, r<SUB>2</SUB>をフィネマンとロスの方法でもとめた.r<SUB>1</SUB>=5, 0, r<SUB>2</SUB>=0.5であった.同時に単量体組成を変えた場合の見かけの重合速度も検討した.<BR>一方CEVE含有量のことなる共重合体を, けんだく重合法をもちいて, 各500g程度試作し, テトラミンで架橋して, ゴムとしての性質を検討した.GEVEの含有量は架橋速度を左右するが, 仕込量が20部以下の場合では, 加硫ゴムの常態値, 耐油性, 耐熱性には大差がない.