飲料用乳酸菌の研究(第2報) : 乳酸発酵過程中に感染したバクテリオファージの分離とその二,三の性質
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概要
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(1)乳酸飲料製造工程中に起った酸生産の低下現象の原因がバクテリオファージによることを確認し,これを分離してその記号をJ1とした. (2)ファージJ1はLactobacillus acidophilus Shìrota株を宿主とし,しかも高い宿主特異性を示した. (3)このファージの溶菌斑検出にはShirota株の最少培地にCaイオンを添加したものが適しており, Ca2+は吸着より後の段階で要求するように考えられる. (4)増殖可能なpHの下限は4.5で熱には比較的強い. (5)比濁により感染重度と溶菌現象の相関性を観察した.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
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