Pseudomonas putida RB-4の産生するp-ヒドロキシ安息香酸ヒドロキシラーゼおよびプロトカテキン酸3, 4-ジオキシゲナーゼの分別精製および諸性質について
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概要
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(1)新しいコリンエステラーゼ活性測定用の共役酵素として用いるPHBAaseとPROaseを取得するために,両酵素の取得源としてPseudomonas putida RB-4を土壌より分離した. (2)Pseudomonas putida RB-4の無細胞抽出液より両酵素をDEAE-セルロースへの吸着力の差に基づき分離し,さらに精製し,電気泳動的に単一なPHBAaseおよびPROaseを取得した. (3) PHBAaseは分子量4.0×104で酵素1分子当り1分子のFADを含有していた. p-ヒドロキシ安息香酸に対するKm値は3.9×10-5M, NADPHに対するKm値は6.2×10-5Mであった. (4) PROaseは分子量5.0×105で2.4×104の単一なサブユニット20分子より成り,酵素1分子当り5分子の非ヘム鉄を含有していた.プロトカテキン酸に対するKm値は1.82×10-5Mであった.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
著者
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宮川 英二
富士レビオ
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濱門 敏斉
富士レビオ
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木戸 康仁
富士レビオ
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元木 義信
富士レビオ
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矢野 順子
富士レビオ株式会社宇部研究所
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濱門 敏斉
富士レビオ株式会社宇部研究所
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木戸 康仁
富士レビオ株式会社宇部研究所
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元木 義信
富士レビオ株式会社宇部研究所
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宮川 英二
富士レビオ株式会社宇部研究所
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