アプロチニン添加プラスミノーゲンを用いるウロキナーゼ活性の測定法
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概要
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リジンセファロースを用いて調製したプラスミン合有量の異なるプラスミノーゲンに,アプロチニンを加え,これを基質として,二段法によるウロキナーゼ力価の測定を検討した結果, (1)アプロチニンの添加量が異なったものでもウロキナーゼ力価に有意の差は認められなかった. (2)アプロチニン添加プラスミノーゲンと,プラスミンをほとんど含有していないコントロールプラスミノーゲンと比較しても,両者間に有意の差は認められなかった. 以上の結果から,二段法におけるウロキナーゼ力価測定の基質として,アプロチニン添加プラスミノーゲンは適用できるものと思われる.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文