ニワトリの腸内結節から単離された大腸菌29Mの産生する抗原多糖について抗原-抗体反応からの検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ガラスビーズを担体とし,大腸菌29M産生抗原多糖をリガンドとする免疫吸着体を調製した.その免疫吸着体を用いてウサギ抗血清から大腸菌29M産生抗原多糖に対する抗体の分離を試み,純度の高い抗体を得ることができた.この精製抗体と抗原多糖を用いて抗原-抗体反応を行い,当量域において得られた反応複合物の分析から抗原多糖の反復単位2.5個に対し1分子の抗体が結合していることが認められた.さらには大腸菌29M産生抗原多糖のように,その構成分にウロン酸やピルビン酸のような有機酸を含む場合,それらの酸のカルボキシル基が抗原-抗体反応複合物の形成に関して大きな影響力をもっていることが推定された.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
著者
-
竹内 典子
名城大学薬学部生理学研究室
-
亀井 鑠
名城大学薬学部
-
亀井 鑠
名城大学薬学部生化学研究室
-
国枝 靖子
名城大学薬学部生化学教室
-
利部 光四郎
名城大学薬学部生化学教室
-
亀井 鑠
名城大学薬学部生化学教室
-
竹内 典子
名城大学薬学部生化学教室
関連論文
- 遺伝性白内障ICR/fラットの水晶体混濁におけるインターロイキン18およびDNA分解酵素の関与
- 遺伝性白内障UPLラットにおける白内障発症とチトクロムcオキシダーゼの関与
- P-250 モルヒネ持続皮下注入法による癌性疼痛管理
- 水晶体の正常発育に及ぼす塩基性線維芽細胞成長因子(bFGF)の作用
- 水晶体の正常発育に及ぼす塩基性線維芽細胞成長因子(bFGF)の作用
- ヒト水晶体α-クリスタリンの加齢修飾
- ラット水晶体に及ぼすアラキドン酸の直接的影響
- 遺伝性白内障ICR/fラットの水晶体混濁におけるインターロイキン18およびDNA分解酵素の関与
- 水晶体混濁化に伴うムコ多糖の変動とその役割
- 加圧条件下における摘出水晶体の新鮮度保持方法の開発
- 加齢に伴うウシ水晶体βH-クリスタリンの翻訳後修飾
- 表面プラズモン共鳴法による水晶体蛋白質凝集に関する研究
- ウシ水晶体中のグリコサミノグリカン関連酵素の性状(I)
- ヒト眼水晶体 Glycosidase の性状研究
- ICR/fラットの白内障進行と水晶体グリコシダーゼ活性の相関
- ウシ水晶体には2種類のエステラーゼが存在する
- ヒト眼水晶体α-クリスタリンの翻訳後修飾に関する研究(I)
- A New Method for Simultaneous Determination of a Reducing End Group and Component Hexoses in Oligosaccharides by Gas Chromatography-Mass Spectroscopy
- The Relationship between Properties of Antipsychotic Drugs and Cataract Formation
- Glutathione Levels of the Human Crystalline Lens in Aging and Its Antioxidant Effect against the Oxidation of Lens Proteins
- Glycatio and Insolubility of Human Lens Protein
- Contribution of Glycation to Human Lens Coloration
- Structure of Extracellular Polysaccharides of Escherichia coli Strains 36M, 72M and 29M isolated from Coligranuloma of Chick Intestine. II. Polysaccharide from E. coli 29M
- 遺伝性白内障ICR/fラット水晶体への過酸化水素処理による脂質過酸化とCa^-ATPase活性の関連性
- ニワトリの腸内結節から単離された大腸菌29Mの産生する抗原多糖について抗原-抗体反応からの検討
- 遺伝性白内障ICR/fラット水晶体への過酸化水素処理による脂質過酸化と Ca^-ATPase 活性の関連性
- 易溶性感染防御抗原(SPA)の免疫学的研究 (1) : 合成培地内につくられる腸チフス菌SPAと菌体感染防御抗原との関係