薄荷油高沸點部の組成に關する研究(第1〜2報)
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概要
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日本産薄荷油高沸點部中のフェノール類の存在については,從来未確認であつたが,著者等はその1つとして,高沸點部の酸性部分に存在するチモールを呈色反應及び各種の誘導體(ニトロソチモール,チモキノン,チモールフェニールウレタン)に依つて,之を確認することが出来たが,カルバクロールを見出すことは出来ながつた. 本報告は昭和25年4月日本農藝化學會大會に於て要旨を講演した. 呈色反應,物理恒數及び2, 3の化學的性質より溜分IIIは新しいセスキテルペンアルコールか又はセスキテルペンケトンから成つていることを推定した.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文