バーナリゼーション中の光がストックの開花におよぼす影響
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概要
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本葉10枚を展開したストックの苗を10°Cの冷室において一定期間のバーナリゼーションを行ない,バーナリゼーションの前および処理中の日長を変えて,開花におよぼす影響をしらべた。日長は8時間の短日と1,400〓uxの螢光燈と白色燈の混合光源を用いて24時間連続照明した長日とであつて,結果は次のとおりであつた。 1. ボールス・ラベンダーおよび初雪を用いた実験では,いずれも連続照明区の発奮,開花は促進され,かつ高い開花率を示した。バーナリゼーションの期間は20日ならば十分であつたが,15および10日ではやや不足であつた。 2. 20°Cの温室で育てた苗の育苗中の日長を変えて,後に同じ条件でバーナリゼーションを行なつたが,バーナリゼーション前の光は後まで影響をおよぼした。 3. バーナリゼーション中の照明は草丈の伸長にも著しく影響している。
- 園芸学会の論文
著者
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塚本 洋太郎
Department of Agriculture, Kyoto University
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小西 国義
Department of Agriculture, Kyoto University