ラッカセイ種子の休眠
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概要
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1. Spanish および Valencia type の小粒種は採種直後に浅い休眠が認められるのみであるが, Virginia type の大粒種では深い休眠が相当長期間持続する。2. 日本とイスラエルとの生育地域の差による休眠性の差異はほとんど認められなかつた。3. ラッカセイ種子の休眠の原因は種子に含まれる発芽抑制物質によると考えられ, この抑制物質は採種直後は種皮と胚の両方に含まれるが, その後, 抑制物質は種皮のみに含まれて休眠を起していると考えられる。4. 休眠打破処理としては, 60°Cで2〜3日, 45°Cで7〜14日の高温乾燥処理が最も有効である。
- 園芸学会の論文