バンジロウ (Psidium guajava L.) に対する窒素, リン酸および加里の葉面散布効果
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概要
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この実験は1966および1967の両年度にわたって, バナラス•ヒンズー大学農学部において, グアバの品種“Allahabad Safeda”を用いて行なった。すなわち, 尿素, 重過リン酸および硫酸カリを0.0, 1.0, 2.0%の3段階で, それぞれ単用および組み合わせで散布した。尿素を単用で散布すると, 枝の伸長がよくなり9月15日における葉数が有意に増加していたが, 特に顕著な増加は11月15日および1月11日の調査時点で認められた。また, 両年度ともに, 尿素を散布することによって果実の収量を増すことができた。さらに, 果重, 果径, ビタミンCおよび可溶性固形物含量についても有意な改善効果が認められ, また, 遊離酸の減少や還元糖, 非還元糖およびペクチン質の増加の面にもかなり有効であった。しかし, 重過リン酸や硫酸カリの散布は単用では効果がなかったが, これらを併用すると相当高い効果が認められた。
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