人工培地上でのダイコン花粉の発芽促進物質
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ダイコン花粉の発芽が50mg•liter<SUP>-1</SUP>ホウ酸, 100 mg•liter<SUP>-1</SUP>塩化カルシュウム, ショ糖, ゲル化剤添加培地上で検討され, 15%ショ糖と0.2%ゲルライトを添加したとき最も高い発芽率を得, これを基本培地とした.この基本培地に柱頭, 花柱, 子房, 胚珠などの花の器官を添加すると, 発芽率がさらに高くなり, その中では, 若い柱頭が最も効果が高かった.<BR>花器中の発芽促進物質は, メタノール, 酢酸エチルにより抽出され, 酢酸エチルで中性分画に最も高濃度に, 次いで酸性分画に分画される物質によるものと考えられた.<BR>その他, グリココール酸およびコール酸でも発芽促進効果がみられた.
- 園芸学会の論文