生長ホルモンに依る南瓜の單爲結實に就て
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概要
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生長ホルモンを會席小南瓜の雌花に處理して次の如き結果を得た。1. 生長ホルモンの使用量は多くても少くても單爲結實の結果率には差がなかつた。尚その結果率は自家授粉に比し3%劣つてゐた。2. 1株中に於て單爲結實果と交配果が結實する時には處理後25日に於て横徑では1.4倍, 重量では2.4倍交配果が大きかつた。然し會津小南瓜を使用し, 處理後養分が殆んど生長の爲に使用されない樣な仕立法ではその差は少く重量にて1.2倍交配果が重かつたのみであつた。3. 單爲結實果は交配果より成熟日數を多く要する樣觀察された。
- 園芸学会の論文