科学研究規制をめぐる「学問の自由」の現代的意義と課題
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概要
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科学研究,殊に生命科学研究は急速な進展を見せているが,それに対する必要な規制はどのような形で行うべきなのか.この問題を探るべく,本稿では憲法23条の「学問の自由」に立ち返って検討した.憲法23条自体「科学研究」を念頭において規定あるいは議論されてきたとはいえないことから,同条を現代に即した形で位置づけなおす作業が必要であることが明らかになった.また,それを踏まえて,「科学研究の自由」の憲法上の保障,科学研究規制のあり方,更には,「科学研究の発表の自由」をめぐる新しい課題について考察した.
- 社会技術研究会の論文