再発を繰返したMalignant Hemangiopericytomaの1例
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概要
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症例: 36歳女性。途中までの経過を本誌No. 3 (1988) に報告した症例である。当科での初回手術後1年5ヵ月の昭和63年4月, 頭頂部に腫瘤再発し, 同年5月31日, 再び腫瘤辺縁より2cm外側の切開で骨外板を含めて切除し, 欠損部は右側の遊離鼠径皮弁で再建した。ところが, その3年6ヵ月後の平成3年11月, 初回の皮弁辺縁より腫瘤が再燃し, 同年12月19日, 3たび腫瘤辺縁より3cm外側の切開で腫瘍を摘出し, また腫瘍より2cm周囲で硬膜を摘出した。硬膜の欠損部は人工硬膜で閉鎖した後, 頭部の欠損部は今回は, 僧帽筋と広背筋を含んだいわゆるextended trapezius MC flapで再建した。以上, 都合16年の長きにわたり計6回の再発を繰返している極めて珍しいと考えられる本症の1例について述べた。
著者
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