戦後の廃棄物行政の変遷について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
わが国の廃棄物行政は, 生活環境の保全と公衆衛生の向上を目指して「廃棄物処理法」をもとに進められてきた。しかしながら, 大量生産・大量消費・大量廃棄型の経済社会活動が定着した結果, 大量に発生し続ける廃棄物に係わる諸課題に抜本的に対応するためには, 資源消費の抑制と環境負荷の低減が図られる循環型社会の形成が強く求められるようになり, 「循環型社会形成推進基本法」が制定されるとともに, その他リサイクル関連法も制定され, 廃棄物関連法の裾野は, 廃棄物の発生とそれ以前の上流側から処理に至る下流側まで大きな広がりをみせてきている。さらに, 3Rイニシアティブや脱温暖化に代表される国際的な多面的取組みも今後益々求められるようになってきている。このように, 廃棄物行政を取り巻く状況は, 複雑化・多様化の一途をたどってきている。<BR>そこで, 今後の廃棄物行政の歩むべき方向を見出す際の基本資料を提供すべく, 現在の廃棄物行政の源となった, 戦後に立法化された清掃法と廃棄物処理法の制定の経緯をレビューしとりまとめたものである。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
著者
関連論文
- 最終処分場におけるダイオキシン類の挙動および微生物分解の可能性 (第13回廃棄物学会研究発表会 講演論文集2) -- (埋立地における化学物質の挙動)
- 浸出水中ダイオキシン類の分解量とオゾン反応量からみた促進酸化法の適正処理条件
- 浸出水処理施設におけるダイオキシン類の挙動
- ごみ処理施設の立替によるダイオキシン類排出削減効果と周辺環境の調査
- ダイオキシン類縁化合物の抑制効果の実証的確認 (第13回廃棄物学会研究発表会 講演論文集2) -- (ダイオキシン生成・排出)
- 溶融処理における廃家電・廃プラスチックの有効利用とダイオキシン類縁化合物の分解効果の検証 (第13回廃棄物学会研究発表会 講演論文集2) -- (ダイオキシン脱塩素・分解)
- 焼却施設からのダイオキシン類緑化合物の排出実態調査
- 活性炭移動層式吸着塔と再生塔によるダイオキシン除去・分解技術
- 臭素を含む可燃物と灰の混合溶融における臭素化ダイオキシン類の挙動
- ガス化溶融炉実証プラントにおけるダイオキシン類縁化合物の排出調査 (特集 第22回全国都市清掃研究発表会より)
- 廃棄物処理の原点, し尿処理
- 廃棄物発電ネットワーク事業のモデルケースの検討について (特集 廃棄物発電のゆくえ)
- 廃棄物発電のネットワーク化検討
- 施設整備計画としての「汚泥再生処理センター」 (特集 汚泥再生処理センターの動向--新しいし尿処理施設の展望)
- 次世代型ごみ焼却施設の研究開発を促進 (企画特集1 進化するばいじん処理技術)
- 戦後の廃棄物行政の変遷について
- 最終処分場の跡地利用 (特集 これからの最終処分場--現状・最新動向から跡地利用まで)
- 廃棄物 : 日本の3Rのアジア移転に関する諸問題 (特集 地球環境問題この1年)
- 震災廃棄物対策について