偏形樹から推定される庄内平野の局地強風分布
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概要
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山形県庄内平野の東より強風と冬季北西季節風の風系分布を偏形樹から推定した。ポプラなどの落葉樹は暖候季の東より強風によって, スギは北西季節風によってそれぞれ偏形したものと考えられた。東より強風は庄内平野に流入する河川の谷から吹走していることが明らかとなった。この場合, 東より強風は谷が平野に開口する地点のやや上流から吹走しはじめる性質があることがわかった。また庄内平野南部には, 清川ダシなどと同時性を持たない可能性がある南よりの強風が認められた。北西季節風は, 庄内平野にほぼ一様に吹走していることが明らかになった。
- 東北地理学会の論文
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