肝硬変例のPFD試験による評価
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概要
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肝硬変例では, Pancreozymin-Secretin 試験はほとんどが3因子とも正常であり, 膵管造影でも異常を示さぬものが多いが, PFD試験を施行すると異常低値を高率に示し, 腸吸収能, 肝機能, 腎機能の影響をさけるためPABA吸収試験で補正しても, なお異常率は高かつた. これら肝硬変例の血中PABAの推移をみると, PFD試験正常例と異常例との間に差異を認めなかつた. また, 尿中PABA排泄率は肝機能検査成績とは相関せず, クレアチニンクリアランスと相関が認められた. このことから肝硬変例のPFD試験異常は, 膵外分泌機能低下を表わすよりは腎機能低下の影響を受けていることが示唆された.
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