膵切除ラットにおける膵外分泌機能とPFD, TM-PFDとの比較検討
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概要
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サスタジェンをテストミールとして併用したPFD (TM-PFD) が, 真に膵外分泌機能を反映しているか否かを検討する目的で, 動物実験を行つた.PFD単独法で異常を示さなかつた70%膵切除ラットにて, TM-PFD法では有意に (p<0.001) sham ope. ラットに比べて低値を示し, 膵液を採取して検討した膵外分泌機能も有意の低下を認めた.またPFD, TM-PFDと膵液中キモトリプシンとの間には, 良好な相関を認めた.TM-PFDはPFDに比べて, より高感度に膵外分泌機能を反映しており, 臨床上有用と考えられた.