Follow-up Result of Esophageal Transection for Esophageal Varices
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Transthoracic esophageal transection was performed in a total of 23 cases of portal hypertension with esophageal varices, i.e., 12 cases of cirrhosis, 4 cases of intrahepatic portal obstruction, and 7 cases of extrahepatic portal obstruction.There were 5 postoperative deaths, in most of which the emergency operations were underwent under the severe hepatic dysfunction with advanced cirrhosis. The hepatic function test revealed the extremely high values of glutamic oxalacetic transaminase and bromsulfalein retention compared with these in survivors where no noticeable changes in hepatic function were demonstrated.Esophageal varices were disappeared in 16 cases of 18 ones (88%) with conspicuous improvement in other two cases. The late outcome of the patients which survived more than 6 months after the operation showed appreciable disappearance of the esophageal varices. Besides, no variation in hepatic function test was exhibited. All the patients were adjusted better to normal life than preoperatively. Moreover, in only one case with recurrent varices it was fairly dispapeared after the second stage operation of splenectomy and ligation of the coronary vein.It can be seen that esophageal transection is to be indicated primarily as an emergency operation for the bleeding esophageal varices because of both its effectiveness of protection against for the further hemorrhage and its minor surgical interventions. The effectiveness was enhanced by performing splenectomy and ligation of the coronary vein together with the transection, however, these procedures should be done secondarily for the patients with poor risk as advanced cirrhosis or the emergency cases.
- 財団法人 日本消化器病学会の論文
著者
-
佐藤 寿雄
東北大学第1外科
-
高木 靖
東北大学第1外科
-
山内 英生
東北大学第1外科
-
柏村 征一
東北大学第1外科
-
大和田 康夫
東北大学第1外科
-
音羽 剛
東北大学第1外科
-
小山 研二
東北大学第1外科
-
松尾 靖司
東北大学第1外科
-
武藤 功
東北大学第1外科
関連論文
- 10. 胃酸分泌, 糖質・脂質代謝および消化管ホルモン分泌の面からみた胆道再建術後の病態(第16回日本胆道外科研究会)
- 29. 迷切術の胃粘膜に及ぼす影響 : 胃粘膜 potential difference(PD) の面より(第16回迷切研究会)
- 21. 迷切の消化管ホルモン分泌におよぼす影響について : インスリン負荷試験における検討(第16回迷切研究会)
- S2-4 胃切除術の entero-insular axis におよぼす影響についての検討 : とくに後期ダンピング症候群について(第27回日本消化器外科学会総会)
- 特集 8 消化性潰瘍保存的治療の進歩と手術適応 : とくに出血性消化性潰瘍および Zollinger-Ellison 症候群を中心に
- 91 消化管ホルモンよりみた後期ダンピング症候群3例の検討(第25回日本消化器外科学会総会)
- S(1)-8 消化性潰瘍保存的治療の進歩と手術適応 : とくに出血性消化性潰瘍および Zollinger Ellison 症候群を中心に(第25回日本消化器外科学会総会)
- 133 術後急性潰瘍について : 特に胃壁 potential difference の臨床応用についての検討(第24回日本消化器外科学会総会)
- 12. 閉塞症黄疸時における急性潰瘍について : 特に胃粘膜血流よりみた迷切術の効果について(第12回迷切研究会)
- 11. 閉塞症黄疸時における急性潰瘍について : 特に胃粘膜エネルギー代謝からみた迷切術の効果について(第12回迷切研究会)
- 38 迷切後の胃酸分泌と胃粘膜防御因子の変化について(第22回日本消化器外科学会総会)
- P-IIA-1 十二指腸潰瘍に対する迷切後の病態と再発例の検討(第22回日本消化器外科学会総会)
- D-50 胃粘膜防御因子からみた各種胃疾患の検討 : とくに術後急性潰瘍と閉塞性黄疸について(第21回日本消化器外科学会総会)
- W-III-11 各種胆道再建術の消化管ホルモン分泌におよぼす影響(第21回日本消化器外科学会総会)
- 1. 膵頭十二指腸切除後の病態について
- 199. 慢性膵炎の外科治療成績について(第5回日本消化器外科学会大会)
- W4-2 非特異性腸潰瘍手術成績の検討 : 特に術後再発の問題と動脈の組織計測について(第26回日本消化器外科学会総会)
- 22. 閉塞性黄疸時の急性潰瘍に及ぼす迷切術の影響(第13回迷切研究会)
- 20. 先天性胆管拡張症における肝内胆管拡張例の検討(第16回日本胆道外科研究会)
- Child 変法再建による膵頭十二指腸切除術 : 手術成績と術後の病態を中心に
- W-II-4 インスリノーマ17例の検討(第19回日本消化器外科学会総会)
- 212 インスリノーマの部位診断と手術成績(第17回日本消化器外科学会総会)
- 640 肝硬変症例に対する高分枝鎖アミノ酸成分栄養剤投与の意義(第32回日本消化器外科学会総会)
- 食道静脈瘤出血治療上の問題点 : 特に肝障害度の判定について (第14回日消外総会シンポI 上部消化管大出血の治療)
- 179 潰瘍性大腸炎に対する continent ileostomy 後の腸内細菌叢について(第21回日本消化器外科学会総会)
- 503 胃癌手術症例の臨床病理学的検討(第32回日本消化器外科学会総会)
- 32. 肝硬変症における黒色石の生成機序について(第15回日本胆道外科研究会)
- 464 黒色石の背景因子としての肝障害について(第28回日本消化器外科学会総会)
- 24. 傍乳頭憩室と胆道疾患との関連性について(第14回日本胆道外科研究会)
- 227 過去23年間における教室の胆石症手術例の検討(第26回日本消化器外科学会総会)
- 重症潰瘍性大腸炎に対する外科治療の検討 : とくに緊急手術例を中心に
- 49. 腹部迷走神経電気刺激における各種消化管ホルモンの変動(第14回迷切研究会)
- 16. 十二指腸潰瘍に対する迷切術後再発例の検討(第14回迷切研究会)
- 153 潰瘍性大腸炎術後の Quality of Life(第24回日本消化器外科学会総会)
- 105 潰瘍性大腸炎に対する回腸瘻造設術後の血漿アミノ酸について(第23回日本消化器外科学会総会)
- 454 非特異性小腸潰瘍手術例の検討(第22回日本消化器外科学会総会)
- 示-117 膵性胸水の2例(第32回日本消化器外科学会総会)
- WIV-7 Neoislet 作製によるラ島同種移植の展開ならびにヒトラ島分離法の改良(第31回日本消化器外科学会総会)
- 膵癌に対する術中照射療法の効果 : 疼痛に対する効果を中心として
- 326 膵癌に対する術中照射療法の効果(第26回日本消化器外科学会総会)
- 322 膵癌血行性転移例の検討(第26回日本消化器外科学会総会)
- 32. 胆管癌長期生存例 : 予後規定因子および癌細胞核 DNA パターンよりの検討(第16回日本胆道外科研究会)
- 30. 教室における迷切術の適応(第6回迷切研究会)
- III-13. 教室における吻合部潰瘍検討(第9回日本消化器外科学会総会)
- 135. 胃良性疾患に対する幽門保存胃切除術(第5回日本消化器外科学会大会)
- 16. 迷切術の胃粘膜 cytoprotection に及ぼす影響(第17回迷切研究会)
- Zollinger-Ellison症候群手術例の遠隔成績
- 538 胃切除後の逆流性食道炎に対する protease inhibitor 経口投与の治療効果に関する検討(第32回日本消化器外科学会総会)
- 537 胃全摘後逆流性食道炎に関する実験的検討 : メシル酸カモスタットの効果を含めて(第32回日本消化器外科学会総会)
- 43 実験肝癌に対する門脈塞栓術の効果と肝障害に関する基礎的検討(第32回日本消化器外科学会総会)
- 99. 胆石再発と旁乳頭憩室(第12回日本胆道外科研究会)
- 40. 良性胆道疾患における術中胆道内圧測定の意義(第10回日本胆道外科研究会)
- 164 ビリルビン石灰石の溶解および崩壊に関する基礎的研究 : とくに溶解剤のヒト胆汁中での効果と胆管洗争について(第19回日本消化器外科学会総会)
- 262 再発結石と旁乳頭憩室(第31回日本消化器外科学会総会)
- 51 水中衝撃波フォーカシングによる胆石破砕法 : 臓器障害の検討(第30回日本消化器外科学会総会)
- 生化学的パラメーターよりみた急性膵炎に併発する敗血症の予知と対策
- 362 CT 所見からみた重症膵炎の診断と予後(第30回日本消化器外科学会総会)
- 493 急性膵炎に合併した膵膿瘍, 腹腔内膿瘍の検討(第29回日本消化器外科学会総会)
- 737 ラット実験急性膵炎に対する血液交換療法(第26回日本消化器外科学会総会)
- 一般演題 28. 十二指腸潰瘍に対する迷切術の術後成績(第8回迷切研究会)
- SIII-2 教室における特発性炎症性腸疾患 : 手術適応と治療成績(第12回日本消化器外科学会総会)
- W-I-9 ラ島移植における問題点 : 特に必要なラ島量と線維化膵からのラ島の回収について(第22回日本消化器外科学会総会)
- 43. 総肝管以上に狭窄の有する両葉型肝内結石症に対する手術的治療(第14回日本胆道外科研究会)
- 94 急性膵炎死亡例の検討と, 血清トリプシン, エラスターゼ値の臨床的意義(第16回日本消化器外科学会総会)
- 92 膵嚢胞の治療成績(第15回日本消化器外科学会総会)
- 19. 迷切術の消化管ホルモン分泌に及ぼす影響についての実験的検討 : 特に非迷走神経性副交感神経の関与について(第16回迷切研究会)
- 478 胆汁の消化管ホルモン分泌および脂肪吸収に及ぼす影響 : 特に閉塞性黄疸例における検討(第29回日本消化器外科学会総会)
- 18. 迷切術の消化管ホルモン分泌に及ぼす影響(第13回迷切研究会)
- 152 食道離断術における吻合法の問題点(第27回日本消化器外科学会総会)
- 180 大腸癌肝転移切除例の検討 : 特に血清・組織内 CEA レベルに関して(第26回日本消化器外科学会総会)
- 39. 肝内結石症に対する胆管空腸側側吻合術の適応と手術成績(第13回日本胆道外科研究会)
- 399 食道静脈瘤に対する内視鏡的栓塞療法における組織学的検討について(第20回日本消化器外科学会総会)
- 152. 膵嚢胞の病態と手術成績について(第6回日本消化器外科学会大会(その2))
- 180. 膵全摘後の病態と術後管理上の問題点について(第8回日本消化器外科学会総会)
- 特集 3. 胆のう癌の診断と治療 : とくに血管撮影からみた胆のう炎との鑑別を中心として
- 171 膵癌に随伴した SIADH の1例(第22回日本消化器外科学会総会)
- 108 膵癌に対する術中照射例の検討(第16回日本消化器外科学会総会)
- 359 良性胆管狭窄例の手術成績と治療上の問題点(第22回日本消化器外科学会総会)
- 39. 先天性胆管拡張症における肝内胆管拡張例の検討(第11回日本胆道外科研究会)
- 187 肝膿瘍41例の検討(第19回日本消化器外科学会総会)
- 肝外閉塞性黄疸例にみられる術後急性潰瘍の問題点 : 特にその対策について
- 9. 急性潰瘍に対する迷切の効果について(第11回迷切研究会)
- W-III-4 潰瘍性大腸炎の術後遠隔成績からみた手術術式の検討(第19回日本消化器外科学会総会)
- S-II-2 閉塞性黄疸例における術後急性腫瘍について(第19回日本消化器外科学会総会)
- 23. 分節胃切除術における迷切の意義(第10回迷切研究会)
- クローン病の外科治療 : とくに術後再発からみた手術々式の検討
- 1. 良性胆管狭窄に対する胆道再建術の手術成績(第6回日本消化器外科学会大会)
- 269. 胆道内圧の臨床的意義の解析(第8回日本消化器外科学会総会記録)
- 404 術後の多臓器不全と網内系賦活の意義(第29回日本消化器外科学会総会)
- 253 肝硬変症手術後の血中エンドトキシンの推移について(第27回日本消化器外科学会総会)
- W2-6 水中衝撃波のフォーカシングによる非接触的胆石破砕について(第28回日本消化器外科学会総会)
- 19 Zollinger-Ellison 症候群の術後遠隔成績(第27回日本消化器外科学会総会)
- 35. 教室における迷切術後再発例の検討(第11回迷切研究会)
- 314 潰瘍性大腸炎に対する Kock 法による continent ileostomy 後の病態生理について(第20回日本消化器外科学会総会)
- 87 急性膵炎の病態と治療(第15回日本消化器外科学会総会)
- 207 陶器様胆嚢の検討 : とくに無機カルシウム塩からみた成因の考察(第29回日本消化器外科学会総会)
- 478 黒色石の臨床像と成因について(第24回日本消化器外科学会総会)
- 特集 1 胆石症再手術と遺残結石
- シンポジウム II 肝内胆石症における治療方針(第2回日本消化器外科学会総会)
- W6-2 乳頭部癌の進展様式と長期生存の条件(第32回日本消化器外科学会総会)