胃運動と消化管ホルモン
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概要
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犬の胃体部および前庭部に force transducer を植え込み, 意識下の胃運動を観察した. 日中変動を記録すると, fed state と fasting state に分かれ, fasting state は, basal pattern および hunger contraction に分かれた. 各時期における消化管ホルモンの影響を観察すると, pentagastrin, CCK-PZは, 食後および basalの胃前庭部運動を亢進し, hunger contraction を抑制した. secretin, V.I.P. glucagon は, 食後の運動を抑制したが, basal および hunger contraction には全く変化がなかつた. 空腹時での motilin 投与は, hungercontraction に酷似した運動をひきおこした. これらの消化管ホルモンの影響は, 食後の時期によつて全く異なり, fed state と fasting state の運動は, 全く別の機序で行なわれていると思われる.
著者
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